北海道・市立札幌大通高校
東京・銀座で開催される「はちみつフェスタ」にも参加される北海道の「市立札幌大通高校」では、8年前に「ミツバチプロジェクト」が始まりました。
担当教諭の西野先生のもと、生徒たち自ら学校の屋上でミツバチを育て、はちみつを採っています。
ミツバチ達が寒い時期に越冬している間、例年は企業と協力してはちみつを使った商品開発を行ったり、販売をしています。
それが、今年の冬は新型コロナにより難しい状況だそうです。
絵本作り
そこで他に何かできないかと生徒たちが考えた結果たどり着いたのが「絵本作り」です。
生徒たちはこれまで、近所の幼稚園を訪ねて一緒にはちみつを使った料理を作ったりしていたそうです。
コロナで直接会えない園児たちに、はちみつの素敵さを届けたい。そんな思いを込めて絵本を制作しているそうです。
生徒たちが絵本のストーリーを考え、西野先生のかつての教え子だったという絵本画家の太陽と牛さんが素敵な絵にしてくれるそうです。
絵本の中には、ミツバチの巣が描かれます。
1つの巣穴を1人の生徒が担当し、その中で展開するストーリーを考えるという、“ちょっと変わった”仕組みです。
そして、生徒たちは園児たちにはちみつの素敵さを伝えるだけでなく、「好きなことを好きと自信を持って言える」ことも伝えたいと言うことをテーマに決めたそうです。
「大通高校では、周りの目を気にせず男の子がヒールの靴をはいていたり、個性豊かな子がたくさんいてかっこいいなと思ったんです。“好きなことを好きと自信満々に言える”ということをテーマに決めました。」
大人でも子供でも、大勢の人の前で「好きなことを好き」と言うのは意外と難しく感じる人も多いと思います。
ただ、「好きなことを好き」とはっきり言える人は、みんなすごく輝いていると思います。
札幌大通高校の高校生たちは、これから先もずっと「好きなことを好き」とはっきりと自信を持って言い続けられる大人になって欲しいなと思います。
そして、園児たちもそんな素敵なお兄さんやお姉さんに憧れ、同じように「好きなことを好き」と言える大人になってほしいと思います。
そして今よりももっと「好きなことを好き」と言いやすい世の中になることを願っています。
あっ、今日はバレンタインデーですね。
好きな人に好きという思いを伝えた人も多いかな~!!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。