- トムとジェリー
- はじめしゃちょー、タリーズも熱視線 「トムとジェリー」
- タリーズが「トムとジェリー」とコラボする理由
- はじめしゃちょーが「トムとジェリー」を手本にする理由
- "しょーもない"に、どこまで本気を出せるか
トムとジェリー
子供の頃、アニメの再放送はすごく多かったような気がします。
夏休みになれば、毎年のように「妖怪人間ベム」などを見ていたと思います。
その中でも、平日の夕方にやっていた再放送といえば1番印象に残っているのが「トムとジェリー」です。
子供ながらに、「また、トムとジェリーがやっているのか」と思っていたような気がします。
ただ、そう思ってもチャンネルを変えることもなく毎回毎回見ていたように思います。
私だけでなく、当時私の周りにいた友人たちも「トムとジェリー」を見ていた人がかなり多かったと思います。
その「トムとジェリー」がすごいのは、今なお若者たちからも人気があるところです。
2021年3月には最新の実写アニメーション映画が日本で公開されました。
トムとジェリーの第一作が公開されたのが1940年の2月10日だったそうです。
それにちなんで、2月10日を「トムとジェリーの誕生日」として日本記念日協会に正式登録されているようです。
はじめしゃちょー、タリーズも熱視線 「トムとジェリー」
驚くべきは、82年経(た)った今も若年層を中心に人気を博し、企業とのコラボレーションが絶えないことだ。
YouTubeのチャンネル登録者数1010万人、Twitterでは約480万フォロワー(2022年2月時点)を誇る日本を代表するYouTuberのひとり、はじめしゃちょー氏も「トムとジェリー」のファンであることを公言している。同氏はITmedia ビジネスオンラインの取材に対し、「(「トムとジェリー」は)唯一無二の面白さ。動画づくりの参考にしている」と絶賛するほどだ。
2月には、有名コーヒーチェーン「タリーズコーヒー」と、3回目となるコラボレーション商品を発表した。この記者発表会に登場したはじめしゃちょー氏に、トップクリエイターも手本にしている「トムとジェリー」のコンテンツ力の秘密を聞いた。
はじめしゃちょー、タリーズも熱視線 「トムとジェリー」が若者に支持され続ける理由:82年の歳月を超えて(1/3 ページ) - ITmedia ビジネスオンライン
今年2月、タリーズコーヒーは3回目となるトムとジェリーとのコラボレーション商品を発表しました。
そして、人気ユーチューバーのはじめ社長が動画作りの手本としているのがトムとジェリーだそうです。
タリーズが「トムとジェリー」とコラボする理由
最初にタリーズコーヒーがトムとジェリーとコラボしようと思ったきっかけは、自宅のキッチンで繰り広げられるドタバタ劇が、コーヒーの喫食シーンとの親和性を感じられたからのようです。
そして、最大の狙いは「これまでリーチできなかった層に来店してもらうこと」。
第1弾のコラボでは「タリーズカード」「タンブラー」「マグカップ」などのコラボをしヒットしました。
結果、コラボグッズを求めてお店に並ぶ人や、複数店舗を渡り歩く人がいたそうです。
タリーズカードを購入した方は再来店にもつながりました。
このコラボで、特に増えた客層というのが30代の子育て世代だそうです。
子育て世代にとって、「トムとジェリー」のようなコンテンツは映像として子供にも伝わりやすく、泣き止んでもらう効果もあるのではないかとタリーズは分析しています。
この辺は、時代が変われど子供たちにとっては変わらないところですね。
はじめしゃちょーが「トムとジェリー」を手本にする理由
ユーチューバーのはじめしゃちょーは、以前から「トムとジェリー」の大ファンであると公言しているそうです。
そして、動画コンテンツを作る上で「トムとジェリー」がかなり参考になるそうです。
その中でも特に注目しているのが「仕掛けの面白さ」だそうです。
「トムが仕掛けて、ジェリーが怒る、という”やってやられる仕掛け”。それが唯一無二の面白さなんです」
実は、『ルパン三世』の作者であるモンキー・パンチ氏も、主人公のルパンと銭形警部の「追いかける関係性」について、「トムとジェリー」の要素を取り入れているという。この仕掛けの考え方は、はじめしゃちょー氏がドッキリを仕掛けるYouTube企画などで手本にしているそうだ。
「ただ一方的に、こっち(制作側)の都合で(相手に)ドッキリを仕掛けると(見ている人にとっては)『かわいそう』となってしまうことがあります。その点『トムとジェリー』は、トムも仕掛ければジェリーも仕掛ける。『かわいそう』から、エンターテインメントに昇華させているのです」
はじめしゃちょー、タリーズも熱視線 「トムとジェリー」が若者に支持され続ける理由:82年の歳月を超えて(2/3 ページ) - ITmedia ビジネスオンライン
そしてもう一つ。それは「表情」の面白さです。
小難しいストーリーなど必要なく、人が見た瞬間に何をしているのか、何を持っているかなどが理解できる「わかりやすさ」が魅力だと感じられているようです。
"しょーもない"に、どこまで本気を出せるか
何かわからないことがあれば、すぐにインターネットで調べることができる時代になりました。
ただ、自分自身のセンスを磨く事はネットではできません。
センスを磨くには、実際に体験する。
そういったリアルを大事にしていく事で人間としての魅力も増すとはじめしゃちよーは考えているようです。
そして、しょうもないことに本気で取り組むことが多くの視聴者の共感を呼ぶと考えているようです。
自分の周りの友人を見ても、しょうもないことに本気で取り組んでいる人を見ると、心の中で「こいつバカか」と思いながらも、その人に魅力を感じます。
難しいことを考えるのではなく、子供から大人までが一瞬にしてわかる「わかりやすさ」。
そして、しょうもないことに本気で取り組む姿勢。
さらにそこに、エンターテイメントにつながる「仕掛け」が合わされば、多くの人たちの共感を得られるのかなと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。