「蜂蜜をもうひと匙足せば、あなたの明日は今日より良くなる」
主人公の碧は「明日なんて来なければいい」と思っていた中学生の頃、見知らぬ女の人から小さな蜂蜜の瓶をもらいました。
その時に投げかけられたセリフは「あなた自身が、あなたを大事にしてないから。あなたがあなたを嫌っているから。だから周りの人はみんな、ますますあなたを大事にしないし、嫌いになる。」
中学生の女の子に投げかける言葉としては、真実ではあるけれどもかなり厳しい言葉ですね。
そしてさらに碧は「蜂蜜をもう1匙足せば、多分あなたの明日は今日より良くなる」と言う言葉ももらいました。
中々、その真意を読み解こうとすると深い言葉かなと思います。
何かあと少し努力すること。あと少し何かを変えること。自分自身の本質を大きく変える必要は無いけれども、少し変えてみることで人生が好転することもあると言うことを「蜂蜜をもう1匙」という言葉に置き換えられているのかなと思います。
本『今日のハチミツ、あしたの私』
この本は、子供の頃から挫折を味わい続けてきた女性が、なかなか自分のことを好きになることができず大人になってしまいました。
30歳になり、結婚を決めそこから色々と変わっていきます。
結婚相手の男性安西も、気に入らないことがあればすぐに仕事を辞めてしまいます。
その安西が父親の会社に入るため地元に戻ることを決めます。
安西の父からは初対面で厳しい言葉を投げかけられますが、結婚を認めてもらうために安西の父が舘を貸している予報円から5ヶ月分の時代を取り立てることになるという話です。
これ以上はネタバレになってしまうので、ぜひ本を読んでもらえるとうれしいです。
何気なく生活している今の自分の居場所。
そこの居心地が悪いと感じるならば、自分で自分が心地よく過ごすことができる居場所を作れば良いのでは。
そして人は、自分自身を受け入れることで強くなることができる。強くなることができればその先はなんとでもなる。
そして、自分が少し何かを変えたり頑張ってみることで人は何度でもやり直すことが出来る。
全体を通して、そんなふうに教えられる本かなと思います。
ちょっと日々の生活に疲れてしまった。なんだか最近何をやってもうまくいかないような気がする。
そんな人にお勧めしたい本です。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。