少し前ですが、グアテマラに行った人に「古代マヤ風ホットチョコレート」を飲んできたと聞きました。「古代マヤ風ホットチョコレート」初耳です。ググってみると、ちゃんと出てきました。
その方が、なぜ私にわざわざ「古代マヤ風ホットチョコレート」を飲んできたことを伝えたのかというとホットチョコレートに唐辛子と「はちみつ」を入れていたからです。
それだけ聞き「古代マヤ風ホットチョコレート」って唐辛子とはちみつをいれるんだと思っていましたが、ググった結果はちみつを入れるというのは出てこなかったです(^^;
その方が飲まれた「古代マヤ風ホットチョコレート」は結構、特殊だったんかなと思います。
古代マヤ風ホットチョコレート
私は知らなかったのですが映画「ショコラ」に「古代マヤ風ホットチョコレート」が出てきたようです。
ショコラでも「2000年前のマヤのレシピで作ったホットチョコレートよ!」というセリフが印象的でしたが、そのセリフからも分かるように、今のメキシコ、マヤ族が作り出した物だったのです。
■マヤ族のレシピに挑戦
当時は今のような甘いチョコレートではなく、カカオ豆を貴重な栄養ドリンクとして飲んでいたようです。
だから砂糖もミルクもバニラも入っていなく、カカオ豆を潰したカカオマスに水を混ぜて、スパイスやチリパウダーを混ぜて飲んでいたそうです。
試してみたら辛くて苦い泥を飲んでるような感じでした。
ヨーロッパ人が最初は受け入れなかったのがよくわかりました。
ショコラにもホットチョコレートに「チリパウダー」を入れるシーンがありましたが、このチリパウダーはスーパーに売ってるチリパウダーとは違います。
市販で売ってるのは、簡単にメキシコ料理風に味付けが出来るようにアメリカで作られた混合スパイス調味料です。
映画のチリパウダーやマヤ人のチリパウダーは単純に唐辛子をサラサラの粉末にしたものです。映画ショコラのようなカカオ豆から作るホットチョコレート | Dining Advances' Development Inc.
カカオは、よくメディアでも体にいいと報じられますがカカオポリフェノールによるところが大きいようです。
カカオポリフェノール
① 動脈硬化・生活習慣の予防
動脈硬化とは動脈にコレステロールや中性脂肪などが増え、血管がしなやかさを失った状態のことです。
カカオポリフェノールにはお茶に含まれるカテキンと似た構造の「エピカテキン」が含まれており、
血圧を下げる
HDL(善玉)コレステロールを増やす
などの効果があることが認められ動脈硬化を防止する効果が期待されています。動脈硬化の状態が続くと糖尿病などの生活習慣病や心筋梗塞などの命にかかわる病気になる可能性が高くなります。
実際に2015年に全国初の専門外来「嗜(し)好品外来」が埼玉県に誕生しました。
その主な目的は生活習慣病の予防で患者さんに高カカオチョコレートを日常に取り入れること推奨しています。
このように病気の予防治療で高カカオチョコレートが使われているのですね。
② ガン予防
カカオポリフェノールの抗酸化作用が体内の活性酸素により引き起こされると言われるガンの効果に期待されています。
日本で一番患者数が多いガンは胃がん(死亡者数は肺がん)ですが、チョコレートをたくさん食べる国は死亡者数が少ないという研究結果が出ています。
③ アレルギーやリウマチ
ガンと同じように活性酸素により引き起こされるアレルギーやリウマチにも効果があります。
春や近年は秋にも花粉症で悩んでいる方が多いですがそのような方の活性酸素を抑える働きがあります。
④ 認知症予防
脳に多く存在する「DHA」の酸化に効果があり認知症の予防の効果も期待できます。
⑤ 紫外線から肌を守る
こちらも抗酸化作用によるもので、紫外線を浴び続けるとシミやしわ、そばかす、などが増えますが、それらを予防する働きがカカオポリフェノールにはあります。
そんなカカオに唐辛子のカプサイシンが加わり、さらに「はちみつ」が加わった飲み物なんて絶対、体に良さそうですよね!
寒さが増してきたので、カプサイシン効果で体も温まりそうです。
この冬、私も試してみたいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。