おかげさまで、今年の前半は”国産はちみつの楽しみ方”というテーマでセミナーやワークショップを何度か開催させていただきました。
その”国産はちみつの楽しみ方”の一つが、旅先ではちみつを購入して家ではちみつを楽しみながらその旅行の楽しかった思い出を振り返るというものです。
それらしく、話をさせてもらったのですが冷静に考えれば海外旅行に行って、その行った国のはちみつを買って来ても同じように楽しむことが出来るのでこれは国産はちみつに限ったものではないですね。
そんな細かいことは、私はあまり気にしません。
以前、はちみつフェスタで購入した広島県のハニー・プラスの百花蜜。
私と広島
2017年の春。2018年の春に採れた百花蜜を食べながら私の人生における広島県を振り返ってみたいと思います。
飛行機で上空を過ぎたことは何度かありますが、しっかりと広島県に降り立ち観光したのは高校時代の2度だけです。
高校1年生の夏休みに友人と青春18切符で遊びに行ったのと、高校2年生で行った修学旅行です。
計算したら、高校生の時の修学旅行から今年の6月で丸30年経過しました。
神戸、岡山県の大久野島、広島と修学旅行では3泊しました。
広島で訪れたのは原爆ドームです。
原爆ドームに行く途中、観光バスの中でバスガイドさんが「みなさんで、千羽鶴を折りましょう」と声をかけ折り紙が配られました。
私は、その時ゾッとしました。
私は、当時折り紙で鶴を折ることが出来ませんでした。今も出来るかどうか怪しいです。
結果、みんなが鶴を折り始めたけど私は途中まで折ってすぐにストップ。
バスの前の方に座っていたので、バスガイドさんが気づいてくれました。
「鶴、折れない人いますか?」
バスガイドさんの、その声に手を上げたのは私一人でした。
すると、バスガイドさんが私の席の方に来て「ちゃんと教えますから一緒に降りましょう」と言ってくれました。
初めて見たときから、可愛いバスガイドさんだなと思っていたので、めちゃくちゃ嬉しかったのですが、恥ずかしさもあり必死で顔がニヤけないように顔を作りました。
そんな、バスガイドさんのお名前。30年経った今もフルネームで覚えている私は変態でしょうか(笑)
と、そんな甘酸っぱい30年前の思い出を振り返りながら広島県のハニー・プラスの百花蜜をいただきました。
広島県 ハニー・プラス 春の百花蜜2017年・2018年
左が2017年に採れたもの。右が2018年に採れたものです。
同じ春に採れたものでも、色合いは違いますね。
まず、左の2017年のものからいただきます。
春らしいフローラルさがしっかりと楽しむことが出来ます。
わずかに感じる酸味。
そして質感も凄く滑らかです。
後味では、酸味がほとんど感じられなくなり黄金糖のような優しい甘さに包まれました。
そして2018年は、フローラルさはそんなにはありません。
2017年のものより粘度が高く”ねっとり”という感じです。
シロツメクサが多いかなと感じます。
その中に植物はわかりませんが、優しいコクを感じさせてくれます。
2017年はヨーグルトに。2018年はパンに合いそうな感じです。
そして、私の高校生の時の修学旅行の甘酸っぱい思い出に近いイメージは左側の2017年に採蜜されたものです。
こうして、味の印象と思い出を一度結びつけておくとまたそのはちみつを食べた時に、そんなことがフワっと思い出されるから不思議です。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。