コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

【コーヒーを急須で淹れる】常滑焼「一心窯」焼締コーヒー急須ソロ

コーヒーを急須で淹れる?

コーヒーを淹れる時、急須で淹れるという人はほとんどいないんじゃないでしょうか。
 
私も、ここ何年かはやっていません。
 
しかし、今からちょうど10年ほど前に「コーヒーを急須で淹れたらどうなんだろう」と思い、いろいろ試したことがありました。
 
コーヒーという飲み物も、すでに日本人の生活には欠かせないものとなってきていると思います。
 
「もっと日本人らしいコーヒーの飲み方は無いのかな」と思い、試したのが急須でコーヒーを淹れる事でした。
 
急須でお茶を入れるような感覚でコーヒーを淹れられないかと試し、その時に試作で作ったのが最近で言う「水出しコーヒーバッグ」とそっくりなものでした。
 
それを専用の急須に入れ、少しお湯を入れしっかりとなじませた後にお湯をひたひたに入れる。
 
それから3分ほど置いてからコーヒーをカップに注いで飲むと言うものでした。
 
商品名は「急須deポン」と仮の商品名を付けて、某大手通販会社に売り込みに行きました。
 
しっかりと提案書を作り説明したのですが、「急須でコーヒーを淹れる?あり得ません。」位の返事でバッサリと切り捨てられました。
 
その後、いくつかの企業様に案内させていただきましたがすべてバッサリ切り捨てられました。
 
それから2年ほど経ったとき、他社から同じようなコンセプトのコーヒーが販売されていて驚きました。
 
しかも、雑誌だったか新聞だったか記憶はありませんがそこの企業の方が商品開発に至った経緯をインタビューで応えられていて、応えられていた内容やコンセプトなど私が作った提案書に書かれていた内容とそっくりなものでした。
 
私が、その記事を知ったのは社内で上司に呼び出されてです。
 
その記事を見せつけられ、私が作っていた提案書とそっくりだったので、私が同業他社に売ったのではとあらぬ疑いをかけられました。
 
そんなわけねーやろともちろん全力で否定しまして、すぐに納得していただけました。
 
一番最初に売り込んだ通販会社と、急須で飲むことをコンセプトにしたコーヒーを発売した会社とはかなり親密だと言うことを聞いていたので、おそらくそこからかなと思いましたが、深く追求する気にもなりませんでした。
 
ただ、世の中にそんな商品が出回ったとしたら売れ行きは気になりました。
 
どんな感じかなと、気に留めていたのですが売れ行きはさっぱりだったようです。
 
嬉しいような嬉しくないような複雑な気持ちでした(笑)
 
そして、コーヒーを急須で飲むための急須というのが発売されました。
 

常滑焼「一心窯」焼締コーヒー急須ソロ

 
 

釉薬を使わない温かな風合いは常滑焼(愛知県)の伝統工芸士、土平栄一さんの手による。

 お気に入りの豆で、とっておきの一杯を楽しみたい。そんなときは、この急須でコーヒーを淹れる。

 

中~粗挽きの粉に向く。蒸らして2~3分待てばでき上がり。縦型で戸棚にもすっきり収納できる。

 急須でコーヒー? と訝しがられるかもしれないが、こちらの品はコーヒーの抽出用に作られた専用の急須だ。コーヒーの粉はステンレス製の細かなメッシュで漉される。メッシュのフィルターはコーヒーの油分を漉し取らず、紙フィルターで淹れたコーヒーとは、ひと味違う香りと旨味を堪能できる。ドリッパーやフィルターを用意しなくても、手軽にコーヒーが淹れられるのがなによりだ。

手間なしで美味しい!中~粗挽きの粉に最適な一心窯の焼締コーヒー急須「ソロ」|@DIME アットダイム

 

商品概要

 
容量約280cc。陶器、ステンレス。幅16×奥行き8×高さ11cm、325g。日本製。食洗機使用不可。
 

繰り返し使える細かな120メッシュのステンレスフィルターは取り外し可能。コーヒーに油分が残るため、コーヒー本来の旨味を味わえる。

 釉薬を使わない常滑焼の急須は、炭のような多孔質であるため、コーヒーの雑味を吸収してくれる。

 
一杯用のサイズなので、単身世帯で手軽に家でレギュラーコーヒーを楽しみたいという人にもってこいなのではと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。