出典:
ASCII.jp:上質なコーヒーを無人で提供。AIカフェロボット「root C」正式リリース。5月6日(木)より東京駅丸の内中央ビルに設置
サントリーBOSSの「タッチ アンド ゴー コーヒー」
ちょうど1年ほど前、サントリーボスが東京日本橋に「タッチ アンド ゴー コーヒー」を始めました。
スマホのアプリで注文し、指定した時間に店舗に行き人と接することなくロッカーから自分のオーダーしたコーヒーを受け取るというサービスです。
自分専用にラベルの作成なんかもできるというサービスもあり、利用者はかなり多いと聞いています。
サービスの開始が始まってから2~3ヶ月経った頃に、東京に住む友人に聞いたところ、一度利用したいのだけどもかなり人気なのでアプリから注文しようとしても、相当朝の早いうちに注文しないと頼めないと言っていました。
人と接することなく、自分がオーダーしたコーヒーを指定した時間にそこに行けば受け取ることができるというサービスは、今の時代には確かにぴったりですよね。
そして、期間限定ではあるようですが2021年5月6日より東京駅日本橋口丸の内中央ビルにAIカフェロボットが設置されるそうです。
AIカフェロボット「root C」
プレスリリースを見ている限り、コーヒーメニューの中から好きなものを選ぶこともできるようですが事前に簡単な質問に答えておくだけで、珈琲の思考をAIが導き出しその結果をもとにその人にぴったりなコーヒーを提供すると言うサービスもあるようです。
また、サブスクリプションサービスもあるようです。
単品購入では1杯450円ですが、1ヵ月に8杯までの利用は月額1980円。
回数無制限は月額7980円(税込だそうです。
月に5杯以上利用するのであればこのサービスを利用したほうがよさそうですね。
・豊富なメニュー
「root C」のコーヒーはすべて、選び抜かれたスペシャルティコーヒーです。スペシャルティコーヒーとは徹底的に味を追求したコーヒーです。コーヒーが種のときから私たちの飲むカップに届くそのときまで、すべての工程を管理することが求められる希少なコーヒーで、それぞれの豆が育った土地の特徴を持つその味わいは上質で風味豊かです。
まとめ
ただ単に無人サービスであれば、自動販売機があります。
自動販売機との明確な違いを打ち出し、今までコーヒー専門店やカフェなどで飲んでいたレベルのものが、自分の指定した時間に行けばほとんど待つことなく、さらに人と接することなく受け取ることができると言うところに、どれだけの人がその価値を感じることがあるのか注目したいです。
企業側からすると、もちろん初期導入費用はかなりかかると思いますが、人件費という大きなランニングコストをカットすることができるのは大きなメリットですよね。
これからますますこういったサービスは増えてくると思います。
ただ、喫茶店やカフェに行って何気ない店員さんとの会話を楽しみにしているという人も多いと思います。
日常における、人との何気ない会話をする機会がこれから減る事は間違いなさそうです。
そのまま、それを放置しておけば殺伐とした世の中になってしまいそうなので、コロナが終息したら人と人とが触れ合うことができるサービスにも、いろんな新しいものが生まれてきそうな予感がします。
スペシャルティーコーヒーの定義にもある「From Seed to Cup」と言う言葉があります。
今飲んでいるカップの中に入っているコーヒーと言う液体が、ただおいしいだけでなく、どんな環境の中で今飲んでいるのか。
そのコーヒーを、どのように提供してもらったのか。
さらに、ずっとさかのぼって生産者の方たちがどのような思いを込め、苦労して生産したコーヒーなのか。
そんなことを、全部ひっくるめてコーヒーだと思います。
時代にぴったりと合ったサービスですし、今後増えてくるのは間違いないと思いますが、古い人間の私にはこのサービスを利用したら「なんだかなぁ」と思ってしまうのは間違いないかなと思います(笑)
ただ、「この人が淹れたコーヒー」というのがさらに価値が高まるのかなとも思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。