ブラッド・ピット
ブラッド・ピット。その名前を聞けば、世の男性なら誰もが羨むのではと思います。
1987年に映画『追いつめられて』でデビューをした後、5年ほどは比較的テレビドラマへの出演が多かったようです。その後、映画への出演が中心になっていく中日本では「ブラピ」という愛称で呼ばれるくらいの人気者になったのが2000年くらいでしょうか。
もちろん、当時からそのイケメンぶりは注目されていましたが57歳になった現在、男の私から見て最高にカッコよく見えます。
アンジェリーナ・ジョリーとの離婚騒動に関してはまだ親権がどうなるのか決着がついていないようですが、そこに関しては今回はおいておきます。
今の俳優ブラッド・ピットから滲み出る男らしさやカッコよさは、今まで役作りにおいて常にストイックに取り組んで来た賜物なのかなと思います。
見た目のカッコ良さだけでなく、醸し出すブラッド・ピットならではの雰囲気。そこには、ブラッド・ピットの「ノー・スタイル」というこだわりが関係しているようです。
ブラッド・ピットの言う”ノー・スタイル”
ブラッド・ピットは自身を、「スタイルを持たない人間」だと断言します…。
「もし僕がスタイルを持っているとするのなら、それは"ノースタイル(スタイルを持たないこと)"ってやつだね」と、電話をした私に対して断言するピット。しかし私(筆者:ジョナサン・エヴァンズ)は、「そうは思いませんよ」と頭の中でつぶやきます。
さて、ブラッド・ピットが自身を「ノー・スタイル」と言っていますがもう少し具体的にどんなことでしょうか。
「僕はモノクロームが好きなんだ。でも、制服のように見えないヤツね」と。さらに、「シンプルなものが好きだね。でも、ステッチのディテールや肌触りは重視するかな…。強いて言うなら、それが僕の唯一のこだわりで、選ぶときの基準と言えるね」とピット。
これを言い換えれば…ピットは、まず第一に外見を気にする多くの男性とは異なり、さまざまなプロダクツのより深いところに存在する何かを読み解くかように見つめ、そこに共感するか否かを選択の基準にしているのだと理解できます。そして、そのアイテム着こなしたとき、自分の生き方…自らの特異性および偏見…いわゆる個性をどう活かしてくれるかに注目していると読み解けます。
それこそが「生粋のスタイルじゃないか!」と私は思うわけですが、ピット自身はそれを「スタイル」とは呼ばないようです…ただそれだけのこと。
ブラッド・ピットが自身を「ノー・スタイル」というもの。それこそスタイルではないかと思う筆者。禅問答のようにも見えますが、そのスタイルをスタイルと呼ぶのか。はたまた呼ばないのか。ただ、それだけのことです。
”プロモーションにほとんど出ない”ブラッド・ピットがデロンギのキャンペーンに登場した真意は
さらに、コーヒーが好きなブラッド・ピットは自身のことを語ります。
「僕は真剣かつプロフェッショナルにコーヒーと向き合う、献身的なコーヒー愛飲家なのさ」とピット。そしてさらに、「いつも午前中はカプチーノを3杯は飲んで、午後に関しては仕事に応じてエスプレッソに切り替えることもあります」と説明を加えてくれました。
そして、今回デロンギのキャンペーンに登場した経緯について続けます。
「このようなこと(広告塔や商品の宣伝など)は、実際はあまりしないようにしているんだけど…」と彼は前置きをしたのち、「でも、今回のデロンギの話は違う次元さ。この話に乗ることは、僕の理にかなったことだったんだ。もしあなたがその製品の素晴らしさを実感して、自信を持っておすすめできるのであれば、それを紹介するにあたって無理矢理人に押しつけるようなことしないよね? あなたは、その素晴らしさを自然体で表現できるはずさ。それと同じことさ」とピット。
つまりブラッド・ピットはデロンギのコーヒーメーカーの素晴らしさを実感した。
だから自分自身が自然体でデロンギのコーヒーメーカーを使うことで、その素晴らしさを伝えることが出来る。
わざわざ言葉にして「このコーヒーメーカー、いいでっせ」と言わなくてもというようなことなのかなと思います。
このインタビュー記事の全文を読んでいると、とにかく色やデザインに関してブラッド・ピットは極力シンプルなものを好むようです。色に関してはモノクロームなもの。
このあたりにもブラッド・ピットの滲み出るカッコ良さが関係するとするなら、人間らしさとは?というのを突き詰め、シンプルに物事を考えシンプルな生活を心がけることが人としての魅力が増すのかなと思います。
ただ、まあブラッド・ピットが何を喋ろうとあのルックスで言われたら何でもカッコ良く聞こえますね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。