コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

廃棄されていたコーヒー豆がクラフトビールに アサヒビール「蔵前BLACK」

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廃棄されるコーヒー豆

コーヒーかすをアップサイクルするというものが、増えてきています。環境のためにも非常にいいことだと思います。

 

そんな中、「廃棄されるコーヒー豆」をアップサイクルしビールを作ったという記事がありました。

news.biglobe.ne.jp

 

コーヒー抽出後の「コーヒーかす」のことかなと思い、読んでみたら抽出前のコーヒー豆のようです。

 

なぜ、抽出していない豆が廃棄されていたのか?

 

自社でコーヒーを焙煎している会社では、サンプルのコーヒーや購入したコーヒーがきちんとした品質のものなのかをチェックする為に、テスト焙煎をします。

 

テスト焙煎用に小型の焙煎機で焙煎することが一般的ですが、それでもカップテストを行っても、少々コーヒー豆が余ります。

 

こういったものは、今までも恐らく廃棄されることは無かったと思います。

 

私が勤める会社では、残ったものは従業員で飲むことがほとんどです。

 

まず、こういったコーヒーを使ったようです。そして、こういったテスト焙煎で残るコーヒーの量などは、正直たかが知れていると思います。

 

他に使ったコーヒー豆は「販売期間管理の結果、やむなく飲まずに廃棄されていたコーヒー豆」と紹介されています。

 

ようは、製造から少し日にちが経ち通常販売することが出来なくなったものということですね。

 

コーヒーの仕事に関わっているのであれば、こういった理由でやむなくコーヒー豆を廃棄することになるというのは、最も悲しいことです。

 

だから、今回そういったコーヒー豆を使ってビールを作ってもらえることになったコーヒー屋さんにとっては非常に嬉しいことかなと思います。

 

コーヒークラフト「蔵前BLACK」

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コーヒークラフト「蔵前BLACK」

コーヒー豆焙煎専門店・株式会社縁の木(※2)と、台東区蔵前の焙煎店2店舗において、テスト焙煎や店頭での販売期間管理の結果、やむなく飲まずに廃棄されていたコーヒー豆を回収し、コーヒークラフト「蔵前BLACK」の原料にします。

焙煎所からのコーヒー豆の回収や保管作業は、「つなぐ台東第三福祉作業所」に委託し、知的障害者の方が担います。

コーヒークラフト「蔵前BLACK」は、スタウトビールを醸造した後に、抽出したコーヒーを加え、アルコール度数4.5%に仕上げています。コーヒー豆本来のフルーティーな香りとほのかな酸味、ビターチョコレートのような苦味が楽しめます。アサヒグループのクラフトビールの開発拠点である「東京隅田川ブルーイング」で製造し、7月3日(土)から、醸造設備に併設している店舗「TOKYO隅田川ブルーイング」をはじめ、アサヒグループの外食店舗8店舗において数量限定で販売します。

 

 コーヒー豆の回収は地元の福祉作業所が行うことで、障害者の方の雇用を生んでいます。

 

そして、7月3日(土)から、醸造設備に併設している店舗「TOKYO隅田川ブルーイング」をはじめ、アサヒグループの外食店舗8店舗において数量限定するということで、回収から製造、そして販売まできれいに循環出来そうですよね。

 

ちなみに、今回のプロジェクト名は「UPCYCLE B」だそうです。プロジェクト名の「B」はBeerと、「ECOALF」のブランドメッセージ「Because there is no planet B(第2の地球はないのだから)」、Band(団結する)を由来としているそうです。

 

7月10日(土)にはサステナブルなライフスタイルを啓発する「ACT NOW!」イベントを実施

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7月10日(土)には、「UPCYCLE B」プロジェクト発足に関わった企業、タレント、インフルエンサー、学生などが集結し、サステナブルなライフスタイルを啓発する「ACT NOW!」イベントを実施します。イベントの様子は一部、SNSやオンラインにて後日配信する予定です。

店舗では「ECOALF」のブランドメッセージをデザインした「UPCYCLE B 森のタンブラー」(※3)とセット販売も行います。

「蔵前BLACK」単品は700円(税込、各店舗のグラスで提供)
「蔵前BLACK」と「UPCYCLE B 森のタンブラー」のセットは1,880円(税込)
「UPCYCLE B 森のタンブラー」の単品購入は1,100円(税込)

「ECOALF」はサステナブルファッションブランドがもつ発信力やメッセージ性を活かした「蔵前BLACK」の商品訴求を行い、従来のビールユーザーだけに留まらないエシカルな消費を選択する層に向けて、普及啓発活動を行います。

 

このプロジェクトに関わったタレントやインフルエンサー、そして学生たちによるイベントが7月10日に開催されるようで、宣伝告知もばっちりですね。

 

「蔵前BLACK」販売店舗

■TOKYO隅田川ブルーイング(東京都墨田区吾妻橋1-23-36 アネックスビル2F)
■TOKYO隅田川ブルーイング バルstyle(東京都墨田区吾妻橋1-23-36 アネックスビル1F)
■フラムドール(東京都墨田区吾妻橋1-23-1 スーパードライホール1・2・3F)
■展望喫茶アサヒスカイルーム(東京都墨田区吾妻橋1-23-1 アサヒグループ本社ビル 22F)
■スーパードライ新宿(東京都新宿区新宿3-36-12 杉忠ビル1F)
■お茶の水テラス SUPER “DRY”(東京都千代田区神田駿河台2-1-20 お茶の水ユニオンビル1F)
■BEER&SPICE SUPER “DRY”KITTE丸の内店(東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワーKITTE 1F)
■スーパードライ京都(京都市中京区河原町通三条下ル大黒町50 アサヒビール京都三条ビル1・2・3F)

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。