コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

柿の受粉には野生昆虫の受粉が役立っている

 

柿が美味しい季節になってきます

秋の味覚というと私の中で最近存在感が薄くなっているのが柿です。

 

松茸や栗、サツマイモなどに私の中では押されてしまっています。

 

小さい頃は柿が大好きだったので、私の中の秋の味覚の代表的な存在だったのですが、最近はそうでもなくなってしまいました。

 

柿が悪いわけではなく、自分の成長とともに色の好みが変わってきたからです。

 

ただ、固い柿かぐちゅぐちゅになった柿どちらが好き?

 

そう聞かれると、そこは子供の頃から変わらず後者です。ぐちゅぐちゅのやわらかい柿が大好きです。

 

そんな柿も、おいしい実をならすためには受粉が必要です。その柿の受粉に関して、様々な調査をしていると野生の昆虫が大きく役立っていることがわかってきたそうです。

 

柿の受粉には野生昆虫の受粉が役立っている

和歌山、福岡など柿の生産量が多い10県の園地で、甘柿の主要品種「富有」などの花を訪れる昆虫の種類と回数を調査。割合は県によって異なるが、9割以上はセイヨウミツバチとコマルハナバチだった。授粉用に導入したセイヨウミツバチがほとんど来ず、9割がコマルハナバチだった園地もあった。

 野生昆虫が柿の授粉に役立っていることは知られていたが、詳しくは分かっていなかった。調査で、コマルハナバチが花粉を運ぶ効率はセイヨウミツバチと同程度であることも分かった。花を1回訪れると着果率が50%に上昇。この結果、セイヨウミツバチでも、コマルハナバチでも、花を複数回訪れれば「富有」は十分な着果が期待できると分かった。

柿、野生蜂だけで着果できる? 授粉用のミツバチ節減 農研機構(日本農業新聞) - Yahoo!ニュース

 

その結果を踏まえ農研機構は、花粉を運ぶ野生昆虫・コマルハナバチが多く訪花する柿園では、セイヨウミツバチの巣箱を導入しなくても十分な着果が見込めることを明らかにしました。


柿の花を訪れる昆虫の種類や回数を把握すれば、ミツバチの巣箱を必要な数だけに抑えられ、省力化やコストの削減ができるといいます。カボチャや梨でも、野生昆虫を花粉の媒介に利用できる可能性もあります。

 

また、セイヨウミツバチたちの負担軽減にもなればいいかなと思います。

 

同機構は柿の他に、カボチャ、ニガウリ(ゴーヤー)、リンゴ、梨、梅で野生の昆虫を調査した。その結果、カボチャや梨でも、野生の昆虫を花粉の媒介に利用できる地域があることが分かった。今後、柿とカボチャで野生昆虫の飛来数と受粉量の関係を調査。セイヨウミツバチの導入や人工授粉が必要かどうかを判断する基準を数年以内に公表する予定だという。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。