コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

【樹齢100年のコーヒー】非常にやわらかい口当たりです

先日、樹齢100年のコーヒーを飲む機会がありました。コーヒーの樹の寿命は一般的に50~60年程と言われています。それを大きく上回る「100年」。飲む前のイメージは、すかすかして味わいに物足りなさを感じるかなと飲んでみました。

 

実際、飲んでみると尖がったところが無くバランスがいいコーヒーでした。飲みやすいです。酸の質に、個性を感じましたがこれが中々どう例えればいいのか。出てきそうで出てこないです。

 

すると一緒に飲んでいた人が「ブラッドオレンジだ」と言い、なるほどと思えました。

 

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この樹齢100年のコーヒーの紹介です。

 

セルトン農園(ブラジル)

 第一印象は、「良きブラジルの歴史を感じる」。セルトン農園はセルトングループの名の由来となった最初の農園。1891年より100年以上の歴史を持ち、カルモデミナスにおけるコーヒーの栽培の先駆け的存在。標高が高く降雨量も多い。一方優れた牛のブリーダーでもあり「セルトンのジロランド」として有名で国内品評会では過去に8度も優勝をしている。優勝した子牛は、1頭約2万US$の値がつく。標高は1200m、農園面積は105haある。栽培品種はアマレロブルボンのほかムンドノーボ、アカイア、カツアイなど。30年以上の樹齢をもつものもあり今では農園の約20%にあたる数量を毎年カットバックして収量維持をしている。乾燥工程にも品質維持のため最善の注意を払う。収穫後天日乾燥し機械乾燥(水分値60%→20%)、トゥーリャで休息させ(同20%→15%)再度機械乾燥させ(同15%→12%)最終的にトゥーリャで保管(12%以下)する。これは乾燥によるコーヒー豆へのストレスを最小限に抑えるためである。

www.coffee-w.com

 こちらに実際、樹齢100年のコーヒーを栽培しているセルトン農園を訪れた方が詳しく書かれています。

 

樹齢100年のコーヒーを栽培しているのだから、当然それより以前の1891年からある農園です。今回飲んだコーヒーは1912年に植えられたコーヒーです。

 

樹齢100年のコーヒー

 ブラジル カルモデミナスにおけるコーヒーの栽培の先駆け的存在で100年以上の歴史を持つセルトン農園で栽培されている希少なブルボン品種です。
またブルボン品種のなかでも更に希少といわれるレッドブルボン品種を栽培しています。
毎年カットバックして大切に育て上げた樹齢100年を超える木から収穫しています。
年間生産量はわずか100袋と非常に希少なマイクロロット品で滑らかなマウスフィールとブラッドオレンジのようなジューシーなフレイバーが際立つスペシャリティーコーヒーです。

www.auqwa.com

 このコーヒーに関して、紹介されているのは東京の世田谷の美容院さんです。美容院で飲むことが出来るっぽいのですが、そうだとしたら東京は、やっぱり凄いですね!

 

今では希少となったレッドブルボンという品種です。当然、樹齢100年を超えるコーヒーの樹がそんなにたくさんあるわけでもないので年間100袋程(約6t)のようです。

 

精製方法はパルプナチュラルです。

 

このコーヒーが100年以上生きてきたのかと思いながら飲むと感慨深いものを感じます。

 

元気に150年、200年と飲むことが出来ることを願います。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。