滋賀・クラフトミーダリー「ANTELOPE」 のクラウドファンディング
日本ではまだまだ珍しい「ミーダリー」。
それ以前に「ミーダリー」って何、そんなの知らないという人も多いと思います。
「ミーダリー」というのはミード (蜂蜜酒)を醸造するところになります。
10年位前に比べると、日本の酒蔵メーカーがミードを作る事はかなり増えてきていると思います。とはいっても、まだまだ消費者の認知度も低いように思います。
「ミーダリー」はミード を専門で醸造するところなので本当に日本では数少ないと思います。
そんな「クラフトミーダリー」を滋賀県に作りたいと言うことでクラウドファンディングで資金調達をされていました。それが「ANTELOPE」です。
最初に出来たミード 返礼品として届けてくれるというところで私も申し込みました。
その最初のミードにつけられた商品名は「This Is It」です。
クラウドファンディング期間中はお届け予定が8月下旬だったのですが、色々と不具合などもあったようで1ヵ月ほど遅れて先日届きました。
ANTELOPEのミード「This Is It」
届いた箱の封にこんなのが貼ってありました。
はちみつのお酒なのでこういったところで蜂蜜らしさを演出されています。こういった気遣い大好きです。
でっかくラベルに「This Is It」と入っています。なかなか存在感がありますね。
内容量は750ミリリットルです。
アルコール度数は6%。海外産のミードは無駄にアルコール度数が高いものも多いですが、これくらい低いとなんだか安心して飲むことが出来ます。
そして、原料に使用しているのはミャンマー産のはちみつだそうです。ミャンマーのはちみつというとごま蜂蜜やライチはちみつなどをよく見かけますがこれは百花蜜かな?
説明書を読むと、炭酸ガスが含まれているので先を開けたときの吹きこぼれに注意してくださいとあります。
それでは早速慎重に開栓の儀を行いたいと思います。
開栓!
グラスに注ぐと思っていた以上に液体の色が黄色くびっくり。かなりの量のはちみつを使われているのかなと思います。
説明に書かれていたとおり、グラスに注ぐとかなりの泡がたちました。
香りを嗅ぐと、はちみつらしい甘さと少しだけフローラルっぽさを感じられる優しい香りです。
そして飲んでみると、炭酸ガスのおかげて口当たりがすっきりとしています。そして、飛び抜けた個性はないのですが食べ慣れたはちみつらしいはちみつが、そのままミードになった感じです。
原料として使用するはちみつの個性が際立ったミードは、飲んだ瞬間感動を覚えるものがあります。そういったものは実際に「めちゃくちゃ美味しい」と思うのですが、毎日飲もうと思うとちょっと疲れてしまいます。
今回のANTELOPEさんのミードは、正直飲んだ瞬間に感動することは無かったです。ですが、とてもバランスがよく口当たりもよく毎日飲んでみたい!!そう思えるものでした。
ヨーロッパなどでは、食卓にはちみつがいつも用意されているという「テーブルハニー」という文化があります。
その日に食べる料理に、はちみつを調味料的に好きに使用します。
そんな感じで、毎日の夕食の時いつも飲むミード的な存在に個人的にはなって欲しいなと思うのですが、ANTELOPEさんが目指しているのはどんなポジションかはわかりません。
ただクラウドファンディングサイトで、「お酒でファンタスチックな縁を。」というミッションを掲げていると書かれていました。
コロナが終息し、友人たちと集まって一緒に食事をする。イベントを開催し、終わった後にみんなで飲む。そんな時、いつもそばにあるミード。
そんな位置づけがいいのかなと思います。
さて、私はこのミードを2日で飲んでしまったのですが初日は回鍋肉と春巻きで。2日めは、せんべいを食べながら最後に梅干しをつまみに飲みました。
その数日後にANTELOPEさんからメールが届き揚げ物や中華料理と相性がいいですと書かれていました。
遅いよ~と思ったのですが、回鍋肉と春巻きにはやっぱりよく合ったかなと思います。
そして、意外と合ったのが梅干しです。
梅干しの酸味が強く、食べた後にミードを飲むと柑橘っぽくめちゃくちゃ爽やかに感じ何杯でも飲めそうな感じになりました。
ANTELOPEさんのミードが気になるという方は、下のリンクからぜひのぞいてみて下さい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。