代用コーヒー
戦時中など、コーヒーが手に入りにくかった時代に「代用コーヒー」と呼ばれるものがありました。
その名の通り、コーヒーの代わりに飲まれていたものです。
有名なところだと「タンポポコーヒー」や「チコリコーヒー」。さらに「玄米コーヒー」や「穀物コーヒー」などあります。
これらは、今もカフェインの摂取を控える必要がある人や、カフェインの摂取を控えなければいけない人たちに飲まれています。
面白いところですと、先日ご紹介した「柿の種コーヒー」なんかもあります。
そして、今回初めて知ったのですが過去にはオクラが代用コーヒーとして飲まれていたこともあるそうです。
家庭菜園でオクラを作っていて、なおかつコーヒーが好きだという人にはぜひ試して欲しいところです。
スーパーで売っているオクラでは「オクラコーヒー」は作れない!?
家庭菜園をやっていなくても、スーパーでオクラが購入できるからと思われるでしょうが残念ながらスーパーで販売しているオクラでは「オクラコーヒー」を作ることは出来ないようです。
使うのは「オクラ」。しかも、完熟した種の部分が原料になるのです!
食用として店頭に並ぶオクラの種は、未熟なので白くてやわらかい状態。収穫せずにそのままにしておくと、渋みが強くなり硬くなって完熟していきます。
完熟オクラの見た目は、まるで干からびた木の枝みたい…
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本来のコーヒーもそうですが、やはり「完熟」させる必要があるそうです。これは、自分でオクラを育てていないと難しいですよね。
「オクラコーヒー」の作り方
完熟のオクラの種さえ手に入れることが出来たら、あとは意外と簡単なようです。
コーヒー豆と同じ手順でミルサーなどを使って細かく挽き、フィルターを使ってお湯を注ぐだけ。ドリップが終われば、「オクラコーヒー」の完成!!
目安としてはコーヒー1杯分で12gほどだそうです。
一番良いのは、オクラの収穫時期を逃しオクラが黒くなってしまったとうのを使ってみるといいかなと思います。
家庭菜園はやっていないけど、一度でいいからどうしてもオクラコーヒーを一度飲んでみたいという方は、完熟した園芸用の種を手に入れて作るという方法がありますが少々割高となってしまいます。
まとめ
今までにタンポポコーヒーやチコリコーヒーを飲んだことがある人はわかると思いますが、やっぱり「代用コーヒー」であってコーヒーではないです。
コーヒーと全く同じような味や風味を求めてオクラコーヒーを飲むとがっかりということも考えられます。
まずは、純粋にオクラコーヒーを飲んでみて、やっぱり物足りないなと思ったら通常のコーヒー豆とブレンドして飲んでみるというのも一つの手かなと思います。
最近、在宅ワークになってコーヒーを飲む量が増えたからカフェインの取り過ぎが気になるという方なら、オクラコーヒー6gとコーヒーを6gでブレンドしたものを飲めば、単純にカフェインの摂取量は半分ほどに減らすことが出来ます。
ただ、個人的には「オクラを収穫するの忘れちゃった~」という時に、廃棄するのではなく「オクラコーヒー」として楽しんでいただけたらと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。